鶴は千年、亀は万年、鸚は天年

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「鶴は千年」という言葉があります。
ご存知の方も多いことでしょう。

もちろん、本当に1000年も生きるわけではありません。
実際には人間と同じくらいです。

動物の中では長寿と言えますね。
縁起物として鶴が使われているだけです。

ところで
「鶴は千年」という言葉はどこから誕生したのでしょう?
気になったので調べてみました。
千年という大袈裟な言い方には中国っぽい雰囲気があります。

その直感は的中。
「淮南子(えなんじ)」という中国の古い本に辿りつきました。

紀元前の本です。
中国語の前漢の時代で、日本なら弥生時代。

この淮南子を図書館で探したところ、
分厚い3冊セットで発見。

大ボリュームですが、全部を読む必要はありません。
下巻の「巻十七 説林訓」という箇所を眺めるだけで充分です。

そこには語源らしきものを確認できました。

 鶴寿千歳

古代中国語を知らなくても
なんとなく意味は推測できますね。

「鶴の寿命は千歳」かな、と。

こういうのを見つけると
もっともっと調べたくなります。

「鶴は千年」があったのだから
「亀は万年」もどこかに載っているんじゃないかな、と。

さらにさらに
「鸚は天年」の元はどうかな、と。

ですが、今日はこのあたりまでとしておきますね。
やり過ぎは禁物。続きはまた今度。

清水

追記
「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」も由来は漢文。
「子曰 過猶不及」です。

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